貸会議室大手の株式会社ティーケーピー(TKP)は、女性活躍推進企業として厚生労働省の「えるぼし認定」で最上位の3つ星を取得しました。認定は採用や継続就業、労働時間、管理職比率、多様なキャリアコースの5項目で評価され、TKPはいずれの基準も満たしたとしています。
採用面では、通常の労働者に占める女性の割合が42.5%と、産業平均32.7%を約10ポイント上回りました。継続就業では、正社員の平均勤続年数が女性3.96年、男性4.94年で、性差による極端な乖離は見られません。労働時間については、全部門で月45時間未満の残業を達成し、平均5~15時間と短めに抑え、仕事と家庭の両立をしやすくしています。
課長級以上の管理職に占める女性比率は14.9%で、産業平均9.8%より高く、登用が進んでいます。キャリアコースの多様化として、直近3事業年度で非正規から正社員への転換13人、女性正社員の再雇用8人、おおむね30歳以上の女性を正社員中途採用した実績が138人あり、年齢や雇用形態に左右されにくい仕組みづくりがうかがえます。
TKPは従来から育児・介護と仕事の両立支援や柔軟な働き方制度の整備、研修などによるキャリア形成支援を進めており、これらの取り組みが今回の評価につながった形です。今後は、性別を問わず多様な人材が能力を発揮できる組織運営をさらに強化できるかが問われます。えるぼし最高位企業として、同業他社やサービス業全体にどこまで波及効果を生み出せるかが注目されます。
source: PR TIMES
